トップページ > 海外旅行の基礎知識を知ろう > バックパッカーという旅行スタイルで海外旅行に行くには?
バックパッカーとは個人手配で海外旅行をしている旅行者のことです。
バックパッカーはスーツケースではなくバックパックを背負って旅行をしている人が多いので見た目でそのように呼ばれています。
バックパッカーの魅力は何と言っても、自分が好きなように現地の状況に応じて旅行の日程を立てて旅行できることです。
また、誰にも干渉されずにマイペースに旅行をしたいという方にも向いている旅行スタイルです。
目次
一昔前までの海外旅行のスタイルといえば、パッケージツアーに参加してキャスター付きのスーツケースを引きながら海外旅行に行くことが主流でしたのでバックパッカーはとてもマイナーな存在でした。
海外旅行を大きく分けると、スーツケースに荷物を入れて海外旅行をする旅行者とバックパック荷物を入れて背負って海外旅行をする旅行者の2通りがあります。
また、海外旅行の企画者の違いで分けると、旅行会社が企画したパッケージツアーと個人手配で各自で旅行の工程を組み立てた個人旅行(1人旅)があります。
では、バックパッカーとはどういう人のことをいうのかといえば、個人手配で海外旅行に行く個人旅行者のことをいいます。
パッケージツアーでは主にスーツケースで参加する人が多いですが、必ずしもスーツケースで参加しなければいけないということはなく、人数は少ないですがバックパックで参加する人はいます。
ですので、バックパックを背負って海外旅行をしているからという理由でバックパッカーというわけではありません。
個人旅行者でもスーツケースで旅行している人はいますので、バックパックやスーツケースに関係なく、自分で考えて自由に旅行の工程を組み立てて旅している人がバックパッカーです。
パッケージツアーは普通の旅行者でバックパッカーは貧乏旅行者のように思われますが決してそうではありません。
なぜなら、バックパッカーでも海外旅行のスタイルによって貧乏旅行にでも普通の旅行にでもなるからです。
海外旅行の費用を節約したいなら安宿に宿泊しながら旅行するスタイルの貧乏旅行、海外旅行の費用に余裕があるなら普通のホテルに宿泊しながら旅行することができるので、バックパッカーで旅行をしている人は貧乏旅行をしているとは限りません。
また、移動が多い海外旅行のスタイルの方は、スーツケースでは街中での荷物の管理が難しく道の路面の状態が悪いとスーツケースを引きながら歩くのは疲れるのでバックパックで海外旅行をするという方もみえます。
初めは、友達と休みが合わないからという理由で海外旅行に1人で行くことにしたという人が多いと思いますが、1人旅が楽しいと思えるようになるともっといろいろな体験がしたいと思うようになり、
を追い求めてバックパッカーの奥深い道に入り込んでいきます。
一般的には1人旅はつまらないというイメージがあると思いますが、他の1人旅をしている人に声を掛けて目的地が同じならば目的地まで一緒に行動することになり出会いが増えていきますし、現地の人と仲良くなると家に招待されたりすることもあるのでつまらなくはありません。
また、アジアを旅行すれば、貧富の差が激しく日本はとても豊かな国であることもわかってきます。
日本には物が溢れかえっていて日本人は日本の常識にとらわれ過ぎなところがあると思うので、若いうちに世界のいくつかの国の常識にも触れておくと今は役に立たないかもしれませんが、あの時に旅行した経験がそのうち生き抜く為の知恵に変わるかもしれません。
普通に海外旅行の計画を立てて旅行に行く場合は、往復の航空券、全日程で宿泊するホテル、現地の移動で乗車する長距離電車などの旅行に関わるすべてのことを日本に居る時に事前に予約してから旅行に出発しますよね。
しかし、旅慣れしたバックパッカーは基本的には現地へ向かう片道の飛行機のチケット又は、現地の空港への到着が夜遅くなる時は初日のホテルの2点しか予約せずに出発します。
※一部の国ではその国を出国する時に使う航空チケットを持っていないと入国を拒否されるので注意してください。
また、海外旅行先が毎日雨が降り続いる天候だったら気分は落ち込みますよね。海外旅行のべストシーズは雨が少ない時期なので、海外旅行に適したシーズンにも気をつけてください。
※国によって乾季と雨季の時期が違うのでガイドブックで調べてください。
ですので、海外旅行に行く際は行ってみたい国はどこかと旅行に適したシーズンをしっかりと決めてから航空券を予約することからスタートします。
旅行先でのホテルや移動手段のことは、旅行先に到着したその時々の状況に応じてガイドブックで調べて得た情報と現地で仕入れた情報を元にして、柔軟な考え方でどこまで移動するのかどこのホテルに宿泊するのかの予定を組み立てていきます。
航空券しか予約せずに日本を出発するなんて怖くてできないと思われますが、個人手配の海外旅行ではその方法の方が旅行しやすいスタイルなんです。
学生、社会人、フリーター、主婦などの職業の違いによって休みが取得できるかどうかで旅行期間が異なりますが、2週間くらいの旅行期間があれば充実した海外旅行ができると思います。
ワーキングホリデービザでは現地でアルバイトをしながら旅行することができますが、観光ビザでは旅行先でアルバイトはできないので日本で旅行資金のすべてを貯めてから行くことになります。
実際にバックパッカーとして海外旅行に行ってみると、衣・食・住をなんとか工面できれば海外旅行はできるので、
という旅行スタイルで旅行予算を節約すると、少ない資金で長い期間海外旅行を楽しむことができます。
海外旅行に2週間行った時に用意した方がいい旅行の予算を予算別にしてバックパッカー向けの国をいくつか紹介しますので、海外旅行の計画を立てる時の参考にしてください。
※以下の予算には日本と現地間の往復の航空券代は含まれていません。
1日当たりの宿泊代と飲食代の目安は以下の通りです。
2週間の海外旅行で最低限用意するべき旅行予算の目安は5万円ですが、遠くまで観光に行く方は観光地までの交通費を別途用意してください。
※ユースホステルに宿泊してキッチンで自炊しながら旅行した場合は、オーストラリアやニュージーランドでも2週間で予算10万円くらいで旅行ができます。
1日当たりの宿泊代と飲食代の目安は以下の通りです。
2週間の海外旅行で最低限用意するべき旅行予算の目安は10万円ですが、遠くまで観光に行く方は観光地までの交通費を別途用意してください。
1日当たりの宿泊代と飲食代の目安は以下の通りです。
2週間の海外旅行で最低限用意するべき旅行予算の目安は15万円ですが、観光を多くする方は観光地の入場料や交通費を別途用意してください。
海外1人旅へ行くには、パスポートの取得、チケットやホテルの予約などのすべての手続きを自分で行わないといけません。
また、海外旅行の準備が無事整ったら、次は飛行機の搭乗日に空港へ行って出国しますが、初めて海外へ行かれる方は、まずは空港での手続きの流れに不安があると思います。
海外1人旅は慣れれば楽しいですが、初めての方は不安だらけなので、いろいろな不安を解決する為に読んでおきたい本が、ひとめでわかる! 海外旅行安心ハンドブックです。
ひとめでわかる! 海外旅行安心ハンドブックは、パスポートやビザの取得方法、持ち物の準備方法、出国から帰国までの詳しい流れと説明、現地でのトラブルの対処方法、簡単な英会話など海外1人旅で必要になる知識が盛りだくさん書かれています。
ホテルのチェックインや買い物をする時など現地で役に立つ情報もいくつか書かれているので、海外1人旅の不安を取り除いてスムーズに進ませる為にも1度読んでおくことをおすすめします。