海外旅行中に病気やけがをしてしまった時は、症状が軽い場合は市販の薬で治るかもしれませんが、重症の時は救急車を呼ぶこともあると思いますし、歩けないくらいの体調不良で病院に行くことになる時もあります。
体が弱い方は、日本から常備薬(風邪薬、下痢止め、胃腸薬など)を必ず持参してください。
海外の病院で診療してもらうと医療費は高額になってしまうので自力でどうにかしようと考えますが、どうにもならない時は病院に行った方がいいです。
どうしても普段起こらない事が起きると気が動転してしまいますので、そのような状況になっても慌てずに対処してください。
海外の病院での治療費は健康保険でも対応できますが、全額カバーできるわけではありません。その場の支払いはとりあえず自分で全額支払わないといけなくなります。
海外で救急車を呼ぶと料金が掛かりますし、病院で治療を受けると高額な医療費が請求されますので、海外旅行への出発前に海外旅行保険には必ず加入しておいてください。
日常的に日本人は海外に行くと、よく下痢になりやすい体質です。
海外旅行中に良い体調を保つ為には、生ものはあまり食べることは避けた方がいいと思います。お腹の体調を崩しやすい方は準備として正露丸などの薬を日本から持っていった方がいいです。
下痢もそうですがその他の病気になってしまって、薬ではどうにもならない状況になってしまったら我慢せずに迷わず病院に行ってください。
海外旅行障害保険に加入していれば、海外で病院に行くことに対して保険でカバーできる方もみえます。
みなさんが加入している海外旅行障害保険の保険証を見てください。病気の時は、海外旅行傷害保険の疾病治療に加入していたら補償が受けられます。病気の具合によりますが症状が軽い方は、保険会社に連絡をして病気の状況を伝えて保険会社から指示をもらってください。
病気の症状が重い場合でホテルに宿泊している時は、ホテルのレセプション(受付)で病院を紹介してもらうのも1つの方法です。その方が自分で病院を探すよりも安全だと思います。海外旅行保険を使う場合は、保険会社への連絡は病院で診察してもらってからでも構いません。
なお、保険金を請求する時に診断書と領収書が必要になるので、病院で診察してもらった時は忘れずに医師に診断書を書いてもらいましょう。
その他に、クレジットカードに自動付帯保険の海外旅行傷害保険がついているものは、クレジットカード会社に連絡すると補償が受けられます。
海外旅行に行くと、病気になるよりもころんで足をくじいたり擦りむいたりするけがをする方が多いと思います。
けがをしてしまった場合も、海外旅行傷害保険の傷害治療に加入していれば補償が受けられます。まずは保険会社に連絡をして状況を伝えてください。
ここで注意しないといけないことは、海外旅行中に急に歯が痛くなって急きょ歯医者で治療してもらうことになった時は、歯の治療は補償の対象にならない保険がありますので加入するときに保険会社に確認してください。
病気やけがのいずれも場合でも、診療と入院の時は、医師の診断書や領収書、事故の時は警察が発行する事故証明書などが必要になります。
病気やけがになった時は、保険会社に連絡して必要となる書類を確認してください。