ホテルは、宿泊料金が高い1流のホテルから宿泊料金を節約できる経済的なホテルまで、様々な種類のホテルがありますが、ホテルにはおおむね、受付(フロント)と各部屋の中にセーフティボックスが備え付けられています。
海外旅行に行ったことがない方は、セーフティボックスと言う言葉を初めて耳にした方もいられると思いますので、セーフティボックスについて説明します。
セーフティボックスとは、盗まれないように貴重品を預けて置く金庫のことで、金庫に貴重品を入れたら鍵を掛けて保管します。自分で貴重品を持っていると紛失しそうで不安な方はセーフティボックスを利用した方がいいでしょう。
では、受付(フロント)と部屋の中ではどちらのセーフティボックスが安全なのかと言うと受付のセーフティボックスになります。
受付のセーフティボックスは、ホテルの従業員が管理していますので、比較的安全に貴重品を預けて置くことができますが、たまに紛失されたりしますので絶対安全という保証はありません。
部屋の中のセーフティボックスは鍵を掛けるタイプですが、部屋の掃除に来る人たちが合鍵を持っているのかよくわかりませんが、たまにボックスのカギが開けられています。部屋のセーフティボックスは安全ではありませんのであまり使わないようにしてください。
部屋の中のセーフティボックスが安全ではないのは小さなホテルや安宿の場合の話しですので、パッケージツアーなどで宿泊されているホテルなどでは心配しなくても大丈夫です。
小さなホテルに宿泊する方は、貴重品は貴重品袋に入れて肌身離さず身に着けておくことをおすすめします。特に現金は盗まれやすいですし保険で補償も効かないので誰にもわからないようにしっかり保管してください。
街中にいる時は、スーツケースやバックパックなどに貴重品を入れておかずに、常に貴重品袋に入れて肌身離さず身に着けてください。
特に貴重品を盗まれやすい場所はセルフサービスのレストランです。
日本では荷物をテーブルや椅子の上に置いて自分が食事をするスペースを確保する方がいると思いますが、このような行為は外国では通用しません。
もし、テーブルの上に荷物が置いてあったとしたら、置き忘れていった物と勘違いして誰かが盗んでいきますので絶対にしないでください。
その他の貴重品の盗まれ方としては次の場面があります。
また、買い物の時に財布に現金がたくさん入っているのをスリに見つけられると盗難に遭いやすくなります。現金は全部財布に入れずに小分けして持ってください。
貴重品の盗難は一瞬の隙に起きてしまいますが用心していれば防げることです。
なお、トイレなどでも日本人は荷物を目の届かない場所に置く癖がありますので荷物を紛失する確率が高くなります。気を付けて荷物を扱ってください。
最近では公衆電話から電話を掛ける人は少なくなりましたが、昔は公衆電話で電話を掛けている隙に荷物が盗まれるケースもよくありました。
いずれにしても、海外は日本の常識が通用しないので自分の貴重品や荷物は自分で盗まれないように管理するしか方法はありません。貴重品や荷物は絶対に目が届かない場所には置かないようにしてください。